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2012年11月12日 (月)

いざ鳳翔館☆平等院を堪能す其の②

拝観入口からズンズンと南側にある鳳翔館に向かう。

映像が見れるブースは、創建当時の色彩の再現映像は流れてなくて、平等院の四季折々の姿を映し出していたわ。綺麗だった~☆

阿字池の南西側から撮った映像に近隣のマンションが写り込んでて、そのことで「景観問題」を指摘する方もいらっしゃるけど、きゃさりん的にはお宝映像だし、示唆に富んでると思うよ。平安の極楽浄土の世界と、現代人の日常生活が営まれている集合住宅の写真ってなんだかタイムマシンみたく時空を超えて存在しているみたいだし☆

梵鐘もいつになくじっくりと観賞した。
つり下げる所は龍の頭になっていて、龍が梵鐘本体にぶちゅっ~とかぶりついている様が、我が子が小さいときダダをこねて泣いていたときの口元に似ていて、音曲リーダーと大笑い。

梵鐘にも繊細なタッチで大好きな雲中供養菩薩さま(?)が表現されていて、美しいな~と思いました。日本三名鐘のひとつ『姿の平等院』と呼ばれていると知り納得。ちなみにあとの2つは『銘の神護寺』『音の三井寺』なんだそうですよ。

『極楽いぶかしくは、宇治の御寺をうやまえ』
平安時代のわらべ歌だそう。阿弥陀の浄土を疑問に思ったり信じたりできないなら、宇治の平等院に行き拝んでみると、もう一度信じることができるという意味なんだね。

それほどの極楽浄土の世界をこの空間から感じ取ることができたのだな~と、末法の世の人々の想いを想像してみる。

末法、この世の終わりを恐れていたなんて…遠い過去、と思ったら、ハッとした。

Photoちょうど鐘楼の前の紅葉が綺麗なので写真を撮ろうと近寄ったら、崖面が黒いビニールシートで覆われているのを発見。
!!!8月に宇治や城陽地域を襲った集中豪雨の爪跡。
まだ修復は完了していないんだ。

「国宝の平等院だから修理の作業をするにも、勝手にしちゃダメなんだろうね。手続きがいるのだろうね」というと、音曲リーダーが「いや復興が進んでないのは平等院だけじゃない。仕事でいく志津川だって、泥水を掻き出す作業をまだしてるよ。全然元通りになんてなってない。僕たちが勝手に記憶の中で過去のことにしているだけ」って。

そしたら、日曜日の朝刊に東北大震災の意見広告や、輸出が落ち込んでいるとか、いろいろなニュースが自分に向かって何かを語りかけているようだった。

私たちの世代は育ってきた昭和の時代のイメージが強くて、今年より来年が、来年より5年後がまちがいなく豊かになっていくことを信じて疑わなかったし、事実そうだった。

今の時代はまったくそうじゃないのに、幻想をまだ抱いてる。それは自分が見なくてはいけないことをきちんと見ていないだけで、『本当のこと』はちゃんとあるんだ。
「さあごらん♪」と見せられるものだけを見ていてはダメなんだ!と何だかすごい発見をした、貴重な時間でしたよ。

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